なぜわたしは50代で起業するのか? その3
しばらくは副業として二足の草鞋を履きましたが、どんどん化粧品販売が忙しくなっていきました。
自分を必要としてくれる人が待っていると思うとわくわくして面白くて仕方ありませんでした。
また、人として、社会人として、そして営業マンとしての知識、訓練を受けることができました。
どうしたら、第一印象をよくできるのか?また会いたい!という人になるにはどうすればいいのだろう。何をわたしがお客様に提供できるだろう?そんなことをずっと考えていました。
講師業は学校が編成改革をしていたのを機に迷惑がかからない時期を選んで辞することにしました。あれだけ固執していたのにあっさりと辞めました。それだけ化粧品販売に魅力がありました。
それから化粧品販売一本、マネージャーとしてやってきましたが、ここでまた挫折します。関係者の方にご迷惑がかかることなので詳細は書けませんが、そこの会社の方針が納得のいくものでなくなり、大事な人を守ることができなくなると判断して文字通り断腸の思いで15年関わった会社を退会しました。
またわたしは自分の城を自ら壊してしまった。その時はこれだ!と思うのに、そして一生懸命お世話をし、人間関係を構築し信じてもらってきたつもりだったのに。退会したら人はどんどん離れていきました。わたしがしてきたことは一体何だったのか?大切なひとを守るつもりが裏切ったことになるのか?
砂の城が崩れていく絵が見えるようでした。
それからは全く自分の判断基準に自信が持てなくなりました。何をしたらいいのかわからず、子供が大きくなった今こそ、仕事に専念できるはずなのに何をしていいか全くわからない。迷路に入りこんでいた、そんなときにある情報に出会います。